議会広報研修会
本日、札幌市で「全道議会広報研修会」」に参加しました。お昼は、北海道議会食堂でポークチャップ定食、美味しかったです。
22日(水)、午前10時過ぎから午後3時まで札幌のポールスター札幌で「議会広報研修会」に広報常任委員会として参加しました。札幌研修会は、日帰りなので結構ハードでした。道東、道北、十勝地方、函館地方の議会は、お泊りもありちょっと羨ましかったです。
クリニックでは、木古内町・仁木町・栗山町・和寒町・浜頓別町・利尻富士町・遠軽町・大空町・厚真町・鹿追町・中札内村・別海町の12の自治体の議会だよりの冊子をベースに親しまれる議会広報づくりの手法についての研修でした。
本日の講師は、(株)ジェイクリエイト 城市創氏でした。テーマは、「親しまれる議会広報づくり」と題してご講演頂きました。
城市先生からは、議会だよりの発行意義として、住民の関心、より住民に近い議会を実現するために「報告」より「議論」を重視する。より住民の立場に立って編集する。
編集の「原点」はあくまでも読者=住民 読者(町民)の関心をどうつかむか。原稿の校正では、必ず複数で校正しているか。素読み校正に力を注いでいるか。「あれっと」思ったら辞書を引く。同音異義などに注意する。横書きと縦書きで異なる文字もある。など実務的アドバイスは参考になりました。
本日は、北海道内144町村の106町村が参加しました。488名の議員、議会事務局職員が参加しました。広報委員真剣にメモをとっていました。議会広報でも本日の研修をご報告します。
参考になったのは、読み手に不必要ような情報を書かない。「が」を使って文をつなげない。言葉や内容のだぶりを削る。不要な主語、形容詞、修飾語などは省く。くどい表現は、言い換える。
原稿の書き方として、見出しをつける。漢字はできるだけ少なくする。漢字率は40パーセント程度に。文体は統一する。「ですます体」と「である体」の混在は避ける。
まわりくどい表現は避ける。漢文調の難解な文章は避ける。具体的に書く。注記をうまく使う。主語と述語は近くにおき、対応させる。接続詞は使いすぎない。二重否定は避ける。文末は断定的にする。あいまいな受身型は使わない。安易に否定文は使わない。解釈が一つだけの文章にする。読点の打ち方で意味合いが変わるので気をつける。
どうしてもその時々の自分の気持ちの勢いで文章が綴られる傾向にあります。今日の講師のコメントを聴きながら、議会広報だけでなく、情報発信するツールすべてに通じる教えだと思いました。
主にブログで情報発信する立場としては、大変参考になりました。「推敲」するという大切な言葉がありますが、インスタントな言葉の発信も時には大切ですが、読者や情報を受ける側の立場を考量して、「伝えたいことは何か」、「知りたいことは何か」、「主張をどう読む、感じるか」を意識しながら、発信の原点はあくまでも読者というコンセプトに心が揺さぶられました。
最近の情報発信ツールとして個人ホームページ、ブログ、フェイスグック等があります。自分の意見を発信するだけの自己満足型だけでなく、読み手を意識した文章、発信が必要だと感じました。自分の主張だけでは読み手が飽きるし、報告形式、提案形式などさまざま気持ちをまじえた息の長い発信が必要だと感じました。勉強になりました。