町村議会議員研修会
北海道町村議会議員研修会に参加。144町村議会の1643名が集まり研修しました。
会場:札幌コンベンションセンター
こんにちは。しもみち英明です。
昨日、北海道町村議会議員研修会が札幌コンベンションセンターで開催。
研修内容は、「議会改革に期待する」、「今後の政局・政治展望」でした。
前半は、片山善博氏(元総務大臣、現慶應義塾大学教授)による講演「議会改革に期待する」。
講演内容は、地方分権改革と議会の役割、散見される議会の機能不全、現場や当事者を重視する議会などについて、具体的事例をあげて講演されました。
埼玉県の例として、国の法改正に合わせ、県は教職員の退職手当を引き下げる条例を改正し、2月1日から施行したことにより、教職員の退職金が平均150万円減るため、駆け込み退職希望者が続出したことに言及。
教育現場の現状を県議会が認識していたら、卒業式間近の退職が想定される条例改正は、なかったのではないかと議会の役割について熱く語りました。
また、大津市教育委員会の事例として、教育委員の選任同意についても議会のチェック機能の劣化である主旨の講演内容。
片山氏の鳥取県知事としての経験を踏まえた講演には、説得力がありました。
後半は、伊藤惇夫氏(政治アナリスト)による「今後の政局・政治展望」について。
参議院選挙の行方と安倍政権の課題についてご講演。
来週の7月4日公示日を控え、タイムリーな話題に一気に会場も盛り上がりました。
安倍政権の高支持率を支える3条件として、安定、期待感、前政権の反動をあげてました。
安倍政権の最大の課題は、景気・経済であり、「期待感」にも陰りがあるとのこと。
伊藤氏は、自民党本部に在籍したり、民主党結成時の事務局長として幅広い人脈を生かし、永田町の裏側も語りました。
伊藤氏の著書「永田町の回転ずしはなぜ二度回らないのか」を以前読んでいたので、勉強になりました。
「カミソリ後藤田」と言われた後藤田正晴の“10年先を思う者は木を植える。100年先を思う者は人を植える。”と言う言葉を引用し、長期的視野がこの国に欠如していると話されました。
町村議員が一堂に会する研修会。一年に一度の貴重な経験です。
休憩中、熱心に洞爺湖町議会議員も講演の内容を整理してました。
「議会だより」で町村議会研修会の内容をご報告します。
今週末は、洞爺地区の「産業まつり」です。ぜひ、多くの方が来場し洞爺湖の旬の食材を堪能してほしいです。
Have a nice day ( ‘ ‘ )/