ウラルの彼方にかける橋
読売ビジネスフォーラムに参加。テーマは、日露外交。“ソ連馬鹿”と言われた父親を思い出しました。
読売ビジネスフォーラム 会場:札幌グランドホテル
おはようございます。しもみち英明です。
昨日、読売新聞主催のビジネスフォーラムに参加。演題は、「最近のロシアの内外情勢と日露関係」について。
講師は、元駐ロシア大使丹波実氏。{%右矢印webry%} 丹波実氏Wikipedia
丹波実氏は、樺太(現ロシア・サハリン)生まれの77歳。外務審議官など歴任し駐ロシア大使、駐サウジアラビア大使を歴任した本流の外交官。
とにかく、しゃべりが熱いです。読売ビジネスフォーラムには5年前から参加してますが、演台を叩いて持論を述べた方は初めてです。
登壇するときは、杖をついて来たのに、、、。参加者はただただ驚きです。この方は、すごいパワーをお持ちです。
ロシアは石油、天然ガスの資源国であり、2002年の外貨準備高は、当時400億ドルだったが2008年6000億ドルになり経済力は大きくなった。
しかし、最大の経済パートーナーである欧州経済危機で先行き不透明であり、国際情勢は必ず変わるとお話しされ、北方領土問題では、歴史的経緯を踏まえ「4島返還」を強く力説していました。
詳細は、本日9日付けの読売新聞をお読み下さい。北海道経済活性化のヒントがあると思います。
昨日ご講演を聴いて、ロシア・旧ソ連の話題に懐かしさを感じ、思い出すことが2つありました。
一つ目は、丹波実氏の前任駐ロシア大使が都甲岳洋氏であったことです。都甲岳洋氏は、1992年の駐シンガポール大使で1996年から1999年までロシア大使。そのあと、後任が丹波氏です。
当時の自分は、証券会社の駐在員としてシンガポールに勤務していました。父親の法事でシンガポールから日本に一時帰国し、虻田町(現洞爺湖町)に帰省したときのことです。
父と又従兄弟である岡村正吉虻田町長から、「英明君、シンガポールに戻ったら、都甲さんにお土産を届けなさい。」と言われ、岡村町長から預かった品を持って初めてシンガポール大使館の大使ルームに入った記憶がよみがえりました。
岡村正吉元虻田町長にふるさとへの想いを聞く
{%右矢印webry%} 故・岡村正吉元虻田町長(現洞爺湖町)
30歳前後の駐在員が大使に直接お会いできることはあり得ませんでした。岡村正吉町長の人脈に驚き、同僚がびっくりしていた顔を思い出します。そのあと、都甲大使には、いろいろご迷惑をおかけしました。
二つ目は、父親の思い出です。父は、樺太(現ロシア・サハリン)出身。終戦後、一家は、祖父の実家である伊達に引き揚げてきました。父が当時13歳。
ウラルの彼方にかける橋 下道和明著
大人になり父親は、洞爺湖温泉で焼き鳥屋“福ちゃん”を経営。ソ連が大好きで、旅行記として「ウラルの彼方にかける橋」を自費出版。
この本は、洞爺湖とヤルタ友好使節団旅行記。昨晩は、久々に父親の道楽の旅行記を読みました。
洞爺湖と旧ソ連ヤルタ市との親密関係に驚きました。来年は、ソチで冬のオリンピックです。ロシアと洞爺湖、何かご縁を活かせないかと夢の中で考えていたら目が覚めました。不思議な夢でした。
さてさて今朝は、真狩村でネイチャーツアー・ガイド体験してきます。この天気で実施かな、、、、。では、では。
Have a nice day ( ‘ ‘ )/