読売ビジネスフォーラム

24日(水)読売ビジネスフォーラムに参加。講師は、経団連会長の米倉氏。今後の日本経済の流れが少し読めました。

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第5回読売ビジネスフォーラムに参加しました。会場は、ロイトン札幌。講師は、経団連会長の米倉弘昌氏。米倉会長は、住友化学会長でもあります。

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ご講演の演題は、「日本経済の再生に向けて」でした。米倉会長は、住友化学社長時代にサウジアラビアに石油精製と石油科学の統合コンプレックスを建設し製薬事業の再編などを行った方で有名です。
講演では、「社会保障と税財政の一体改革」 「エネルギー問題への対応」 「経済連携の推進と農業の活性化」を
大きなテーマとして捉えました。
1)医療では、ジェネリック医薬品の普及、医療診察報酬の見直し。2)介護分野では、要支援、要介護のサービスの見直し。3)年金分野では、支給金額をマクロ経済のスライド方式の採用。4)子育て分野では、子育て業種の規制緩和、児童手当の見直し。
この4項目については、経団連として強く提案していくとのことでした。企業は、「6重苦」に直面している。歴史的な円高、高率の法人税・社会保障の重い負担、デフレ、硬直的な労働規制、TPPなどの経済連携の遅れ、電力の供給不安の改善を訴えました。
消費税が8パーセントになるので、法人税を35パーセントから25パーセントに減税すべきだとの発言もありました。23日(火)には、泊原発の再稼働を強く提案した記事が出てましたが、原子力を含む多様なエネルギーの選択肢の維持を強調していました。
詳しい内容は、今日の読売新聞朝刊をご覧ください。近いうちに国政選挙が行われますが、経団連の主張する政策を実行する政権が作られるバイアスを意識した発言でした。さらに格差社会が拡がるのかなと思いながら会場を後にしました。これから日帰りで東京に行ってきます。 Have a nice day ( ‘ ‘ )/