ボランティアばんざいin胆振
災害ボランティア活動のあり方、課題をテーマにした勉強会に自治会役員として参加しました。
29日(土)午後から社会福祉協議会・ボランティア協議会が主催の「ボランティアばんざいin胆振」に自治会役員として出席しました。勉強会では、災害研究所所長の伊永勉所長による「防災の課題とボランティアの視点」と題した基調講演がありました。
胆振管内からは、約300名近くの方が参加し、基調講演とシンポジュウム「地域に求められる防災対策と災害ボランティアとの連携」などを熱心に聴講していました。
災害研究所所長の伊永勉所長による「防災の課題とボランティアの視点」と題した基調講演では、3.11のボランティア活動で得た問題点を洗い直し、災害時・緊急時における広域支援のあり方についてお話されてました。
基調講演では、東日本大震災の釜石市の事例をあげ、「奇跡ではなかった全員避難」として、釜石市教育委員会は、平成17年から釜石市の避難3原則を徹底してたたきこんだ説明がありました。
釜石市の避難3原則
1)想定にとらわれるな 2)最善を尽くす 3)率先して避難せよ
釜石市が行ってきた防災教育
1)防災教育で災害文化の醸成を促す 2)釜石市津波防災教育の手引きを作成 3)助けられる人から助けるひとへ
小学校・中学校では、地域の地図を使って避難場所を確認。確認した避難場所を発表。小学校で習った内容を中学生が復習するなど。津波の脅威を学ぶ授業も年間5~10数時間作っているとの報告がありました。
自分と家族で生きる残る自助、地域の助け合いで生き延びる共助が大切な生命を救う。被災者は住民だけではない。大規模な災害は、行政も消防も被災者になる。全国からの救助の開始には時間が必要であると阪神・淡路大震災の経験談も交えて講演が進みました。
災害ボランティアの定義として、災害発生時の応急対応時に被災者の生活支援と被災地の復旧支援を目的に活動するボランティアを災害ボランティアである。
駆けつけるだけがボランティアではない。専門知識や経験の有無、年齢性別に関係なく参加できる活動であり、労力・金・物資・場所・知恵・情報等の提供が主な活動にある。
災害ボランティアの種類、被災地ボランティアセンターの役割、ボランティアリーダーとコーディネータについてなど参考になりました。
地域住民が楽しむお祭りは、地域の安全を守る訓練に直結するとのお話は、目からうろこが落ちるお話でした。 お祭りは防災訓練そのもの。
本部テント設営は、避難所テントの設置 倉庫から備品の搬出は、物資運搬保管 夜のお祭りは、発電機の使い方 焼きそばなど屋台は、炊き出しであると。
洞爺湖町では、1977年、2000年の有珠山噴火がありました。災害を身近なものとして捉え防災対策というよりは、減災対策としての危機管理意識の重要性を再確認した勉強会でした。
本日10月1日(月)、洞爺湖神社の管理・運営にご尽力を頂いている天照教・例大祭の参加のため室蘭市柏木町にお伺いしました。台風一過、晴れ晴れした気持ちで例大祭の式典に参加できました。明日のブログでご報告させていただきます。