友人の恩師
友人が学んだ大学院恩師と27年ぶりにお会いし、大変貴重なお話しを伺いました。「一樹の陰一河の流れも他生の縁」とは、このことでしょうか。
友人が学んだ大学院の恩師が東京から来られ、有珠善光寺正面の旅館で会食を供にさせて頂きました。
友人の恩師である立正大学仏教学部教授北川前肇先生と千歳烏山のご自宅でお会いして以来27年ぶりの再会です。当時、分け隔てなく自分を歓待して頂き、楽しい時間を友人と過ごさせて頂きました。北川先生のご自宅で初めて「メキシコ料理タコス」を頂き、はまってしまい、そんなことをふと思い出しました。
北川前肇教授は、「立正安国論」、「観心本尊抄」のご研究が主要研究課題でいらっしゃいます。しかし、日蓮聖人、宮沢賢治を通して語る生き方随想の著書もあり、生涯学習・公開講座では「宮沢賢治の法華経信仰」など現代に生きる宗教家です。
先生は、「人を育てることは自分を育てるということであり、人を育てる側自身が常に自己の向上に努力しなければならない。」と生涯学習の大切さをお話し頂きました。先生は、「東京で僧侶を目指す学生には、地方に戻れば僧侶仲間ではなく、自営業者、サラリーマン、地方公務員、さまざまな人と触れる。出来るだけ幅広い視野を持って欲しい。」と常々お話しをしているとのこと。小説家、放送作家であった井上ひさしにも言及されておりました。2時間があっという間に過ぎ去りました。
北川先生からは、「地方自治体と大学連携による生涯学習」のヒントを頂きました。これからしっかりと先生のアドバイスを頂き、地域活性化の糸口を探りたいと思います。
特急列車の待ち時間を利用して有珠善光寺を散策しました。先生は、大変精力的に境内を見渡していらっしゃいました。
北川先生、立泉寺住職、下道で記念写真。宗教家北川教授の門下生のように自分はかなり馴染んでました。以前、立泉寺住職と一緒に歩いていたら、自分のほうが位が高いお坊さんに間違えられたこともありました。住職に頭を下げないで自分に両手を合わせて拝むんです。ちょっと痛かった。
「一樹の陰一河の流れも他生の縁」合掌。