洞爺湖有珠山ジオパーク
洞爺湖有珠山世界ジオパークパート-ナー講座に参加。
壮瞥町地域交流センター「山美瑚」
こんにちは。しもみち英明です。
先日、洞爺湖有珠山世界ジオパークパート-ナー講座に参加。
テーマは、「有珠善光寺岩屑なだれはいつ発生したのか?」
火山マイスターとして、洞爺湖有珠山ジオパークの活動に参加している者として興味を持って出席。
講師は、環境防災総合政策研究機構理事の宇井忠英北大名誉教授。
従来のロジックでは、有珠山の山体崩壊は、7000年前から8000年前に起こったと言われていました。
火山マイスター講座、またガイド解説するときもこの年代でアナウンスしていました。
しかし最近、ある研究者グループから約2万年前に有珠山の山体崩壊が発生したという論文が発表されました。
洞爺湖有珠山ジオパークの学術的指導者である宇井忠英先生からも新たな見解を学会誌に投稿され、火山マイスターや民間研究者を対象にご講演の機会を得ました。
宇井先生の見解は様々な観点から考察し、新たな年代での見解を発表しました。
学会誌の査読を終了した段階で、公表されましたら宇井先生の見解の詳細もご報告します。
近年は、国内に数多くジオパークが認定されました。
しかし火山活動に興味を持つ住民が、研究者が学会誌に投稿した題材で講演会に参加し率直な意見交換する地域は少ないと思います。
洞爺湖有珠山ジオパーク、国内のリーディング・ジオパークとして裾野の広い活動をサポートしたいと思います。