サマースクール

北大公共政策大学院の一日サマースクールに参加。市町村議員57人が学びました。

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北海道大学人文・社会科学総合教育研究棟
おはようございます。しもみち英明です。
昨日は、北海道大学公共政策大学院主催「2013 地方議員向けサマースクール」に参加。
1日コース、2日コースがありましたが、下道は1日コース受講。

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人文・社会科学総合教育研究棟
57人の市町村議員が参加しました。1日コースは、32人。2日コースは、25人。合計52人。
当選1期生新人から8期生の現職議長まで幅広い現職議員が参加。
1期生、2期生が受講者の7割以上占めてました。
“鉄は熱いうちに打て”、、、ですね。

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宮脇淳教授の講義
1講座目は「政策立案の基本」と題して、宮脇淳教授の講義。
公共政策と政策の違い。 正統性とはガバナンスに起因し、正当性とは政策の中身の正しさである。
法的思考は過去を見る思考であり、政策思考は、将来を見る思考である。
分析と評価の違いについても言及。
政策は、シンプルな方が良い。政策を複雑化すると行政運営は難しい。
自治体経営の問題点として、少子高齢化社会、グローバル化社会を明確に提起できる。
各自治体の施策には、多様性、個別化による問題解決のアプローチが必要である。

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岸本太樹教授の講義
2講座目は「議員提案の条例立案のポイント」と題して、岸本太樹教授の講義。
とにかく面白い、熱い、声に抑揚がある岸本教授の講義。
受講生が全員、現職市町村議員なので、言葉が丁寧。
普段の授業では、学生を罵倒しそうな雰囲気ですが熱血漢あふれる教授だと思います。
実定法としての憲法、条例、政省令、地方公共団体の長の規則を説明。
条例制定論の基礎として、憲法上の要件を満たす事例を具体的に示し解説。

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石井吉春教授の講義
3講座目は「自治体財政の見方とチェックポイント」と題して、石井吉春教授の講義。
石井教授の講義は、NPO団体主催フォーラムで一度聴講した経験あり。
本日石井先生の講義では、財政の現状、税収と歳出純計の推移、進展しない財政構造改革。
地方財政を取り巻く急激な環境変化、地方公共団体財政健全化法の導入、持続的な財政の確立について講義。
議員という仕事は、人の話を聞くのが大変苦手な人が多いとよく聞きます。
本日は、皆さん熱心に聴講しておりました。
一日コースでしたが、北大大学院より修了証書をいただきました。

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修了証書
この講義で学んだことを、地元洞爺湖町でも活かしたいと思います。
今日も一日頑張りましょう!