北から変える日本の未来

道新フォーラム「北から変える日本の未来」に参加。北海道と東北の連携を深め未来を展望するフォーラムでした。

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30日(水)札幌市中央区道新ホールにて。
こんばんは。しもみち英明です。
昨日30日(水)、フォーラムに参加しました。2015年度に北海道新幹線新青森~新函館(仮称)の開業予定を控え、北海道と東北の両地域の連携を深め未来を展望するフォーラムでした。
昨年12月に政権交代が行われ安倍晋三第二次内閣が発足し、安倍内閣の官房参与である京都大学大学院の藤井聡教授による基調講演がありました。

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藤井教授のご講演では、日本は今、超巨大地震の連動の危機に直面している。「人からコンクリート」がメインではないが、インフラ・建築物の耐震補強、経済産業構造の強靱化が必要である。200兆円規模の財政投入が必要だとのこと。
北海道新幹線に関しては、「東京と札幌を結ぶという東京目線の発想ではいけない。中心都市を札幌とした北海道と北東北の大きな交流圏をつくるという考え方が大事である。」と言及してました。
最近の流行フレーズに「アベノミクス」と言う言葉があります。「安倍」と「エコノミクス」の造語です。安倍晋三内閣が目指すデフレと円高脱却の経済政策を意味しています。
1980年代、「レーガノミクス」が流行りました。当時、経済学部の学生だった私は、レーガノミクスのテーマである減税、歳出配分転換、規制緩和とインフレ退治について勉強しました。
今回の「アベノミクス」と「レーガノミクス」の違いは、デフレ脱却、インフレ退治を目的としいる目標の違いと、金融政策によるマネーサプライを伸ばすか抑制するか真逆の手法です。
共通項は、規制緩和して投資を促進する政策ぐらいかな、、、、。大きなコンセプトとしては、小さな政府を目指す動きは、似ているかもしれません。

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藤井教授は、明治時代(明治9年)の人口ベスト15都市について語りました。当時の北海道の大都市は、、函館でした。

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現代の大都市について言及しました。本州において新幹線が整備された都市は大きく発展し、整備されなかった都市は、衰退した実情を述べました。面白かったのは、政治力を駆使した地味な新幹線の駅は無駄だったとの意見。
藤井教授曰く、(関西弁で、、、)、「新大阪駅のようなしょうもない地域に駅を作ったが、ほとんど発展してない。」 「利便性の高いところに作らんと意味が無い。」とのことでした。

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「今こそ、国家の存続を期した200兆円規模の列島強靱化推進の決断を!」と藤井教授は、締めくくりました。大手ゼネコン、土建屋さんが泣いて喜ぶ基調講演のエンディングでした。
後半では、民間シンクタンク東北地域環境研究室代表・志賀秀一氏、三陸沖で水産加工を経営している阿部長商店・阿部康浩社長、北東北に工場を持つ函館の佐藤木材工業会長・佐藤祐幸氏によるパネルディスカッションがありました。
パネルディスカッションについては、2月5日(火)の北海道新聞朝刊に詳細記事が掲載されます。
北海道新幹線については、どうしても東京目線からマイナスイメージしかなかったです。しかし、交通インフラ整備により国土が分散化され、北海道・東北という大きな交流圏ができる視点でイメージすると、胆振地域の活路も見いだせるのではないかと感じました。
明日、2月1日(金)臨時議会が招集されます。議会もいよいよ本格始動です。