自治会研修会・DIGしました!

自治会研修会に参加。DIG(災害図上訓練)の研修を受けました!「Dig it Dig it Dig it !」おっと、これはビートルズナンバーか、、、。

画像

本日28日(日)、洞爺湖町自治会連合会研修会に参加。所属する自治会の会長と総務部として下道が研修を受けました!

画像

研修に先立ち自治会連合会の表彰式がありました。6年前、自治体合併後の新しい洞爺湖町が生まれました。その後、自治会活動にご尽力いただいた役員さんの表彰です。これからもご指導いただきたいと思います。

画像

講義・演習の講師は、池田誠氏(財団法人・北海道国際交流センター事務局長)でした。
演題は、災害図上訓練(DIG)~災害に強い人づくり~
講演では、最初に北海道国際交流センターの成り立ちについて触れてました。さまざまな活動をする団体があると認識しました。
防災に不可欠な3要素がある。1)自助として個々の役割 2)共助として地域との関わり 3)公助として行政との関わり 
災害には人為的災害、自然災害があるとの考察から過去の大災害にいて言及されました。

画像

洞爺湖町には、42の自治会があります。各自治会の役員が参加してグループワークとして災害図上訓練を実施しました。
DIGとは、地域で地震など大きな災害が起きた場合を想定し、みんなで対応を考え、大きな地図に書き込みを加えながら、ワイワイ楽しく議論する防災訓練の一つです。
Disaster(災害)、Imagination(想像)、Game(ゲーム)の頭文字をとって名付けられたとのこと。また、DIGは、(掘り起こす、探求する、理解する)という動詞の意味があり、「防災意識を掘り起こす」、「地球を探求する」、「災害を理解する」 という意味もあるとのこと。
またDIG実施のメリットとしては、1)全員参加で楽しく議論できる 2)簡単で安上がり 3)「わがまち」の防災マップが完成 4)地域の防災力と連帯感が向上する。

画像

自分のチームは、チーム番号10でした。温泉2区、温泉3区、温泉4区の役員で構成されました。

画像

DIGスタートです。地震発生をシュミレーションしました。
あなたならどうする? 付箋に2つ次の想定質問を考え、書きました。
①地震直後にまず何をしますか?
②2つだけ避難所に持って行く物は何を持って行きますか?
③地震が起きる前に皆さんは何を準備しますか?
この質問に際して、①、②の付箋への記入が速かったです。火の元の確認、家族の安否を把握する。金銭・貴重品を持ち出す。携帯電話を持って行く。衣類などを持って行く。等々。
しかし、③の質問では、多くの参加者がとっさに記入できませんでした。家具の転倒防止と耐震対策、避難路を家族と確認、非常用持ち出し袋の準備などが想定されますが、災害発生時の備えはありますが災害発生前を考える思考が不十分だなと参加者一同確認しました。
負傷者の救出では、住民が4分の3以上も救出し、災害発生の直後に約6割の人が自宅で死亡しているとのデータがありました。自治会の重要性を再認識いたしました。

画像

地域の防災施設、災害時要援護者がいる住宅などに印をつけたり、主要道路、医療機関、コンビニ、ドラッグストアなどをマジックで色分けして書き込みました。
今回の研修を終えて、避難時には、近隣への声かけ、避難先等のメモを残すこと、身体の悪い人への気配り、日常の注意点、命の大切さを感じたとの声を聞きました。
グループ全体の発表では、下道がチーム10番の代表として意見を述べました。
洞爺湖町の災害では、噴火災害と地震災害の備えを区別して対応する必要がある。災害図上訓練を体験して災害発生後の対応より災害発生前の準備不足を感じ、発生前の対応を自治会単位で検証したい。
防災の取り組みも大切だが、減災の取り組みに軸足を置くべきだ。災害発生においては、自治体に過度の期待をすることは危険である。なぜなら、先例重視、文書主義で対応がどうしても遅くなる。自治会のボランティア活動に重きをなして町の安全は地域で守る重要性が必要であると感じた。
今回の体験を役員レベルだけでなく自治会メンバーにも広めたい。また教育として災害学習にも力を入れるべきであるとお話ししました。
今回の自治会研修会は、午後1時から午後5時近くまで約4時間の研修。町内には42の自治会があります。聞くところによると自分が最年少役員だそうです。役員の世界でも高齢化社会が進む中、図上訓練はもう少し若手を交えて実施することが今後の課題だと思いました。
「備えあれば憂いなし」、、、、この格言を胸に自治会活動もしっかり頑張ります。 {%音符webry%}「Dig it Dig it Dig it !」   {%音符webry%}「Dig it Dig it Dig it !」