議会広報研修会&インストバンド

議会広報研修会に参加しました。
全道の町村議員(広報編集委員担当)の勉強会でした。今後の紙面編集の参考にします。

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議会広報研修会に参加しました。会場は北海道庁そばの水産ビルでした。「議会広報 ここがポイント ありのままに わかりやすく 住民とともに」 タイトル通りの研修会でした。他町村から約340名の議会広報担当議員が集まりました。

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講師は、深沢徹氏でした。深沢さんは、山梨県の身延町町議を6期24年つとめ、その間広報委員長をした議会広報のプロフェッショナルです。傘寿を過ぎたとは思えないエネルギッシュなお話しが聴けました。
「議会だより」は読者である住民の立場を考えて編集していますか。議員の都合で編集していませんか。住民の「知る権利」、議会の「知らせる義務」を再認識し、「公開の範囲は議会が決めて良い」という錯覚は捨てるべきだとのお話しでした。
記事の4本柱は、①一般質問 ②議案と審議の記事 ③議会活動の記事 ④住民登場 であるとのこと。議会活動の記事とは、議会独自の機能に基づく活動、政策提案につながる活動の記事だと。所管事務調査権にもとづく調査内容、先進地視察の報告も見聞記に終わらず、わが市町村への政策提言につながるように書くべきだと教えて頂きました。
特に参考になった点が議会広報の編集は「翻訳作業」であるとのフレーズでした。お役所ことば・専門用語・難解語は平易な日常語に翻訳すべきだとのことでした。地方債、起債、市町村債、公債費の意味がわからない読者住民も多い。町債なら(町の借入金)、公債費なら(借入金の返済)と書く。「よくある議会の言葉」の「業界用語」の押しつけはやめようとのお話しでした。自分もまだ2期2年生の議員ですが、この議会言葉に最初は戸惑いました。
お役所的な「言い回し」はやめて平易な文章にするべきだ。昔からお役所言葉は簡単に言えることを、わざと難しく言ってもったいつける悪いクセがあるとのこと。「計画を策定する→計画を作る」 「調査を行う→調査する」 「慎重に調査検討を重ね、適切な対応を図りたい→よく検討して間違いのない対応をしたい」 「検討して参る所存→検討する」 「寄付採納→ご寄付いただく」 「理事者→市町村当局」 「喫緊の課題→さしせまって重要な課題」 「認識を同じくするものである→同感である」 など例をあげてました。翻訳作業の大切さを痛感しました。今後の紙面作りに活かします。洞爺湖町の議会だよりは進化します。{%顔文字ファイトhdeco%}

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夕方から親交のあるインストバンドのメンバーにお会いしました。日本ツアー中です。メンバー最高齢は、78歳です。午前中の議会広報研修の深沢先生に負けず劣らず元気でした。この若さの秘訣は何なんでしょう。やりたいことをする天職を見つけて活動している人は、本当に気持ちが若いです。見習わなければ、、、。